選択権は患者に!治療方針を決めることができるか

治療方針を決められる病院がベスト

心療内科を受診しようと考える時、どのような病院を選べばいいのか迷ってしまいますよね。よい心療内科の第一の条件は、治療方針を患者自らが選択できるという点です。心療内科は胃潰瘍やぜんそくなど、心理的な問題が体の症状となって現れる心身症を主に治します。これらの症状は、心理的なものが原因ではない場合もあり、治療の際に誤った薬を処方されるとかえって症状が悪化する可能性もあります。そのため、心療内科を受診する際は、病気について原因などをしっかりと説明してくれ、十分な情報を得た上で治療方法を選択させてくれる病院を選ぶことが重要です。

また、薬以外の選択肢を提示してくれる心療内科は、信用できる場合が多いです。心の問題が原因の病気は、薬に頼らなくても治療が可能なことがしばしばあるためです。とはいえ、本当に薬が必要な場合ももちろんあり得ますので、十分な説明を受けた上で判断するようにしましょう。

自分に合ったお医者さんを見つけよう

心療内科は心の病を治療する科なので、お医者さんとの関係がとりわけ重要になります。この人信用できないなあ、と直感的に感じさせるようなお医者さんは選ばないほうが無難です。不信感があっては心の治療は思ったように進まない可能性があるからです。また、自宅から遠いなどの通いにくさも心理的な負担になりますので、行きやすさも心療内科を選ぶ際のポイントとなります。

よい心療内科のお医者さんとは、患者さんの顔をしっかり見つめてくれる人です。症状がわかっても、患者一人ひとりの抱えている原因は一様ではないため、一人ひとりにしっかりと向き合ってくれるお医者さんこそ信用できるのです。また、自立支援や復職支援までサポートしてくれるかどうかも大切なポイントになります。